一人で飲んで食べたい女性が増えている現代社会
かつては外で飲んで帰ってくると言えば男性であり、女性は仕事が終わればすぐに家に帰るのが当たり前でしたが、今の時代はかつてのさまざまな当たり前が当たり前でなくなりました。
女性が総合職としてバリバリ働き、課長や部長といった肩書を持って何人もの男性部下に指示を与えるなどということは、男性はもちろん、女性ですら思ってもみなかったでしょう。
けれど、学歴や成績優秀であれば男女問わず出世が可能な欧米型スタイルの雇用が日本企業でも増えるにつれ、実際に女性管理職が誕生しました。
まだまだ男性優位なのは変わりませんし、女性は男性よりも頑張らないと認められないという現実もありますが、そんな女性だからこそ、一人で酒を飲み、自分のペースで食事が出来る外食先を求めるのでしょう。
孤独や一人が女性に歓迎されている理由
仕事をしながらも家庭を持ちたいという女性は、家族の面倒も見ています。
なかなか男性の家事分担は進まず、ここでも女性は大忙しです。
会社では部下に、家では家族に囲まれ、一人の時間が欲しいと心底思う女性が一緒に考えるのが、一人でお酒を飲んでおいしい料理を食べたいということです。
それには居酒屋が最適ということで、思い切って居酒屋に行く女性も増えてきました。
居酒屋側もこうした女性が訪れるようになったことで、お一人様歓迎と店の前に掲げるところも多くなっています。
ドラマや漫画でも、女性がひとり気ままにお酒を楽しむというストーリーが登場したこともあって、一人で飲むことの楽しさを知りたいと考える女性がふえたことも、居酒屋が一人飲みを歓迎するとアピールし始めた大きな要因です。
とはいえ、居酒屋での女性一人飲みには実際は歓迎されないとか、知らない男性が声をかけてくるなどの都市伝説があり、勇気が出ないという女性も多いでしょう。
心配いらないことがほとんど
店選びさえきちんとすれば、実際にはほとんどの居酒屋が一人女性のお客さんを歓迎してくれますし、同じく一人で来ている男性も、よほどのことがない限り話しかけてくることはありません。
一人で飲んでいる人は基本的に一人が好きなわけですから、考えてみれば当然です。
気が向けば店の人に話しかけてもいいし、ビール一杯に料理一品だけでお会計をしても何ら問題ありません。
カップルが多く訪れる居酒屋であれば、女性客は他にもいることになり、むしろ男性に声をかけられる機会も少なくなって逆に狙い目と言えます。